2日目
7月26日(土)14:00開演(13:30開場)
大友宗麟の時代に西洋由来のキリスト教会音楽が鳴り渡った大分ですが、バテレン追放となるや、由布岳を超えた盆地が隠れキリシタンの里となりました。由布院町内には、今も60を越える十字架の墓石が並んでいます。そんな西洋文化伝承の地で開催される「ゆふいん音楽祭」では、日本に伝わった最初期の西洋音楽の姿を今に伝える大分中世音楽研究会が、乱世の時代にこの地で響いた音楽らを毎夏披露してきました。「日本西洋音楽発祥の地」で活動を続けたこの団体が、久々に夏のホームベースに戻り、懐かしい歌声を響かせます。ここ湯布院町で育ち、子供の頃から中世のハーモニーに触れ、今はその時代の音楽を専門とする若きギター奏者も参加、音楽祭の歴史そのもののような特別な時間となるでしょう。